マイルをためるためのアライアンスの基礎知識

ここだけ押さえておけばOK!アライアンス(航空連合)の基礎知識

世界の航空会社は、自社のさらなる発展と顧客サービス向上といった共通の認識のもとに、「アライアンス(航空連合)」に加盟して、多くの航空会社と提携しています。
そもそもアライアンス(航空連合)とは何でしょうか?
まずこれを説明したうえで、どのアライアンスに、どの航空会社が加盟しているのかを見ていきましょう。

アライアンス(航空連合)って何?

ウィキペディアでは

アライアンス(英語:alliance)は、日本語に直訳すると「同盟」という意味であるが、カタカナ語として日本のマスメディアで使用される場合、企業同士の提携の意味で用いられる。また、キリスト教の宣教団体の提携の意味でも使われている。(日本アライアンス教団)
「A社がB社とアライアンスを組む」などと使われ、ある企業と提携し共同で事業を行っていくことを指す。例えば、コンピューターのソフトウェア開発会社が販売会社と“アライアンス”を組み、開発会社は開発に専念、販売会社は代理店としてソフトの販売に注力する、などである。
航空会社が提携し、マイレージサービスや乗り換えサービスを円滑に行う企業連携のアライアンスについては、航空連合を参照。
コンテナ定期船会社による国際提携は、海運アライアンスを参照.
キリスト教プロテスタントの団体は 日本アライアンス教団を参照.
別企業と共同で事業を行うと言う意味では下請けと似ているが、事業における企業間の対等性の有無が大きく異なる。アライアンスにおいては提携企業同士がイコールパートナーという形で事業を行うが、元請けと下請けの関係である場合は企業間に「上下関係」があるため、これはアライアンスとは別物と見なされる。
このようなアライアンスの代表的な例として、プロサッカーJリーグにおける、同一リーグのクラブ同士がお互いのチケットを拡販し合う、チケットアライアンス等があげられる。

となっています。
世界にある航空会社は、航空会社同士でアライアンスを結んで、アライアンス内でコードシェア便の相互乗り入れや、マイレージプログラムを相互利用したり、空港ラウンジサービスを共有するといった提携業務を実施しています。
国際線の旅客便や貨物便の利便性を高めながら、集客率を高めることが共通の目的で、アライアンスに加盟している航空会社はお互いに協力し合っています。
現在、世界に存在するのは3つのアライアンスです。

  1. スターアライアンス
  2. ANA、ユナイテッド航空やルフトハンザ ドイツ航空など28社が加盟

  3. ワンワールド
  4. JAL、アメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズなど12社が加盟

  5. スカイチーム
  6. エールフランス航空やデルタ航空、大韓航空など19社が加盟


世界にある主要な航空会社のほとんどがこれらの3つのアライアンスに加盟しています。

アライアンスのメリットは何?

  1. 航空会社にとってのメリット
  2. アライアンス(航空連合)に加盟することで、航空会社にはこんなメリットがあります。

    • コードシェア便で採算性を確保した上での就航ネットワークを拡大できる。
    • 空席の販売促進、搭乗率の増加が見込める。
    • 空港施設の共同利用や燃料の共同購入によってコスト削減できる。
    • マイレージ提携による顧客の囲い込みができる。

    コードシェア便では、1社が機材と人材を提供し、それに複数の航空会社がそれぞれの便名をつけて共同で運行するので自社だけでは展開できない路線を、コードシェアで補完することで、採算性を担保しながら幅広いネットワークに就航することができます。
    さらに自社便の空席の販売促進もできる点がメリットです。
    空港施設の共同利用、燃料の共同購入で経費・作業コストが削減できる点も航空会社にとっては魅力になります。
    ITシステム、作業行程のベストプラクティス共有することで運用効率化も見込める。
    アライアンスの加盟会社間では、マイルの相互加算、特典の相互利用が可能になります。
    また、例えばワンワールドでは「エメラルド」「サファイア」「ルビー」と、優良顧客に対して上級会員のステータスが用意されています。
    レベルにより、ラウンジの利用や空港での優先搭乗できたり、キャンセル待ちで優遇されたりする訳だ。各航空会社は独自の魅力に加えて、所属するアライアンスの魅力を、顧客にとっての比較・評価の材料とすることができる。顧客囲い込みという点で、アライアンスの後ろ盾は強力なんです。

  3. 旅客にとってのメリット
  4. アライアンス(航空連合)は航空会社だけではな、利用する旅客にとっても以下のようなメリットがあります。

    • フライトマイル獲得対象の拡大できる。
    • マイル移行先の集約による貯蓄効率化することができる。
    • 利用できる特典航空券範囲の拡大できる。
    • ターミナル共通化による手続き簡略化、乗り継ぎ時間の短縮できる。

同じアライアンス内ではマイルの相互加算・相互利用できることが顧客にとっての大きなメリットです。
例えば、ANAマイルを貯めている人が、ユナイテッド航空を利用してアメリカへ渡航した場合に、そのフライトマイルはANAマイルとして貯めることができる。
さらに、貯めたANAマイルは同アライアンスに加盟するルフトハンザ航空の特典航空券やタイ国際航空の特典航空券に交換することが可能です。
しかし、マイルの加算率は利用する航空会社や航空券の種類によって違うので注意しなければなりません。
また、アライアンスの加盟会社のフライトを乗り継ぐ場合に、例えば成田空港では 「スターアライアンス」各社は第1旅客ターミナルの南ウイングに、「スカイチーム」は第1ターミナルの北ウイング、「ワンワールド」は第2ターミナル集結されており、施設やサービスの共有が、乗客の利便性を高めている。
乗客にとって、乗り継ぎの手続きが簡略化され、乗り継ぎ時間も短縮されることはメリットになります。
悪天候などにより到着時間に遅れが生じたときも、このような体制であれば調整がしやすい。
こうしたアライアンスによる施設の共通化は世界各地で進められています。

3つのアライアンスと加盟航空会社

  1. スターアライアンス
  2. 一日あたりの運航便数や就航する目的地や国、加盟航空会社の数で、世界最大の航空会社ネットワークです。
    このアライアンスであればいけない国がないといっても過言ではありません。
    世界最初のグローバルアライアンスとして、1997年に設立した。世界の各航空会社が加盟しており、特にヨーロッパ、アジア、アメリカで層が厚いのも特徴です。
    日本からは、ANAがスターアライアンスに加盟しているので、日本国内線でもマイルの獲得・利用ができます。
    国際線で貯めたマイルを国内で利用するのもいいし、国内線で貯めたマイルを国際線で利用するもいいでしょう。
    各加盟会社のマイレージでマイルを貯め、一定以上の条件を満たすと上級会員になることができますが、同時にスターアライアンスシルバー会員、またはスターアライアンスゴールド会員 としてもランクアップされます。
    もちろん、ゴールド会員の方がシルバー会員よりも特典の種類が豊富で、メリットも多いです。

    スターアライアンス加盟航空会社
    日本 全日本空輸(ANA)
    アジア 中国国際航空、アシアナ航空、エバー航空、深圳航空、シンガポール航空、タイ国際航空
    アメリカ合衆国 エア・カナダ、アビアンカ航空、コパ航空、TAM航空、ユナイテッド航空、USエアウェイズ
    ヨーロッパ エーゲ航空、アドリア航空 、オーストリア航空 、ブリュッセル航空、クロアチア航空、LOTポーランド航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、スイスインターナショナルエアラインズ、TAPポルトガル航空、トルコ航空
    オセアニア ニュージーランド航空
    アフリカ エジプト航空、エチオピア航空、南アフリカ航空

  3. ワンワールド
  4. ワンワールドは、スターアライアンス、スカイチームに次いで世界第3位の規模を持つの航空アライアンスです。
    2007年にJALが加盟したことにより、アジアのネットワークが強化され、また日本人にとって利便性が上がりました。
    ワンワールドは1999年に誕生し、世界を代表する10の航空会社により結成されており、世界156ヶ国、842都市へ就航ネットワークを有する。
    カナダのバンクーバー空港をハブ空港としています。
    ワンワールドのマイレージサービスの会員レベルは「ワンワールド・エリート・ステータス・レベル」と呼ばれ、「ルビー」「サファイア」「エメラルド」という3つのレベルで構成されている。
    スターアライアンス同様、各加盟会社のマイレージでマイルを貯め、一定以上の条件を満たすと上級会員になることができる。
    ワンワールドの上級会員は、予約・搭乗順位の優先 、ビジネス・ファーストクラス用ラウンジの無料利用などのサービスが受けることができます。

    ワンワールド加盟航空会社
    日本 日本航空(JAL)
    アジア キャセイパシフィック航空、マレーシア航空
    アメリカ合衆国 アメリカン航空、ラン航空
    ヨーロッパ エア・ベルリン、ブリティッシュ・エアウェイズ 、イベリア航空 、フィンランド航空、S7航空
    オセアニア カンタス航空
    アフリカ ロイヤル・ヨルダン航空

  5. スカイチーム
  6. スカイチームには、19社の航空会社が加盟していて、年間旅客数、就航国数、就航航空数でスターアライアンスに次ぐ世界第2位の規模を持つアライアンスです。
    アジア・ヨーロッパの就航路線の層が厚く、デルタ航空・大韓航空などマイルに有効期限がない加盟航空会社が多い点も特徴です。
    2011年、中国東方航空、チャイナエアラインの加盟でアジア路線が拡充され、2012年にはサウディア、ミドルイースト航空の加盟で中東路線が、アルゼンチン航空の加盟で南米路線が拡充している。これからの路線拡張の展開も楽しみだ。
    スカイチームのマイレージサービスにも上級会員としての特典が用意されています。
    スターアライアンス、ワンワールド同様、各加盟会社のマイレージでマイルを貯め、一定以上の条件を満たすと「スカイチーム・エリート会員」「スカイチーム・エリート・プラス会員」になることができる。
    スカイチームの上級会員も、予約・搭乗順位の優先 、ビジネス・ファーストクラス用ラウンジの無料利用などのサービスが受けることができます。

    ワンワールド加盟航空会社
    日本 なし
    アジア チャイナエアライン、中国東方航空、中国南方航空、大韓航空、ベトナム航空、厦門航空
    アメリカ合衆国 アエロメヒコ航空、デルタ航空、アルゼンチン航空
    ヨーロッパ アエロフロート・ロシア航空、エア・ヨーロッパ、エールフランス航空、アリタリア-イタリア航空、チェコ航空、KLMオランダ航空、タロム航空
    オセアニア なし
    アフリカ ケニヤ航空、ミドル・イースト航空、サウディア
楽天ゴールドカード
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